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【追伸】KB5066835のWinRE USB操作不能問題に対する修正パッチ「KB5070773」について

こんにちは、SI事業部の“H”です。


2025年10月20日に掲載したブログ記事「【重要】Windows 11累積更新プログラム『KB5066835』適用後に発生する WinRE でのUSBデバイス操作不能問題について」に関連して、Microsoftより修正パッチが緊急配信されていますので、追伸としてお知らせいたします。


🔧 修正パッチ概要

Microsoftは2025年10月20日(米国時間)、KB5066835によって発生していたWinRE環境でのUSB入力デバイスが認識されない不具合に対応するため、**「KB5070773」**をOut-of-band(臨時)更新としてリリースしました。


📌 修正パッチの詳細

  • 更新名:KB5070773
  • 対象OS
    • Windows 11 バージョン 24H2(OSビルド 26100.6901)
    • Windows 11 バージョン 25H2(OSビルド 26200.6901)
  • 主な修正内容
    • WinRE環境におけるUSBキーボード・マウスの認識不具合を修正
    • 一部USBドライバの初期化処理を改善
    • 回復オプション(スタートアップ修復、PCのリセット等)の正常動作を確認済み
    • Secure Boot証明書更新に関する安定性改善

🔗 参考URL


📝 推奨対応(追記)

状況対応策
KB5066835適用済みKB5070773を手動でインストール(Windows UpdateまたはMicrosoft Update Catalog)
WinREでUSB操作不能を確認済み修正パッチ適用後、回復オプションの動作確認を推奨
未適用の方KB5070773が含まれる更新を待ってから適用することで安定性を確保可能

📣 注意点(自動更新の可否)

KB5070773は通常の月例更新とは異なり、**臨時配信(Out-of-band)**ですが、Microsoft公式情報によると Windows UpdateやMicrosoft Updateを通じて自動的にダウンロード・インストールされます
ただし、以下の注意点があります:

✅ 自動更新の可否

  • 標準設定のPCでは、通常の月例更新と同様にWindows Updateで自動適用されます。
  • グループポリシーやWSUSで更新を制御している環境、またはオフライン環境では自動適用されない場合があります。その場合は、Microsoft Update Catalogから手動インストールが必要です。

✅ なぜ「手動インストール推奨」と書かれるのか?

  • Out-of-band更新は緊急性が高いため、企業や管理者は早期適用を目的に手動で導入するケースが多い。
  • また、依存関係(SSU+LCU)を正しく適用する必要があるため、MicrosoftはKB記事でDISMやPowerShellによる手動適用手順を案内しています。

✅ まとめ

  • 家庭用PCや標準構成の企業PC → 自動更新される可能性が高い
  • 管理者が更新を制御している環境 → 手動適用が必要な場合あり
  • 緊急性が高いので、Microsoftは「必要に応じて手動適用」を推奨

🔐 セキュリティと安定性の両立へ

今回の修正により、KB5066835のセキュリティ強化とWinREの安定性が両立される形となりました。Secure Boot関連の更新も含まれるため、企業環境では適用後の動作確認を推奨します。


引き続き、重要な更新に関しては迅速に情報提供してまいります。