NEWS
Excel 2024&Microsoft 365対応:用途別おすすめ関数一覧(2025年版)

こんにちは!SI事業部のKです。
2025年現在、最新のExcel(Microsoft 365 や Excel 2024、Windows 11環境)には多数の新しい関数が追加されており、業務効率化やデータ処理の精度向上に役立つ機能が満載です。
今回は、2025年時点で実務ですぐに使える 「用途別:おすすめ関数一覧」 をまとめました。
注意: 一部の関数は Microsoft 365 サブスクリプション版、または Excel 2024 以降のみ対応しています。
| 用途 | おすすめ関数 | できること | サンプル式 |
| 空白行・空白列をなくしたい | TRIMRANGE ※M365最新版 | 表の周囲にある余分な空白行・列を自動除去して、範囲を最適化する | =TRIMRANGE(A1:D10) |
| 1つのセルに詰まった情報を分割したい | TEXTSPLIT | 「姓,名」や「値1;値2;値3」を指定の記号で一括分割 | =TEXTSPLIT("山田,太郎",",") |
| 指定文字の前/後を取り出したい | TEXTBEFORE / TEXTAFTER | 商品名から型番だけ抜く、メアドのドメインだけ抜く等が簡単 | =TEXTBEFORE("ABC-123","-") |
| 列・行の一部だけ使いたい | TAKE / DROP | 上から○行だけ抽出、下から○行捨てる等の操作 | =TAKE(A1:A100,10) |
| 用途 | おすすめ関数 | できること | サンプル式 |
| 表を縦にくっつけたい | VSTACK | 複数の表を縦方向に合体(パワークエリ不要で手軽) | =VSTACK(A1:A3,B1:B3) |
| 表を横にくっつけたい | HSTACK | 複数の表を横方向に合体 | =HSTACK(A1:A3,B1:B3) |
| 特定の列だけ選びたい | CHOOSECOLS | 1列目・3列目・5列目だけ抽出して表示など | =CHOOSECOLS(A1:F10,1,3,5) |
| 特定の行だけ選びたい | CHOOSEROWS | 行番号を指定して抽出 | =CHOOSEROWS(A1:F10,2,4) |
| 1列を複数列に折り返したい | WRAPROWS / WRAPCOLS | 長いリストを3列ごとに折り返して綺麗な表に整形 | =WRAPROWS(A1:A12,3) |
| 用途 | おすすめ関数 | できること | サンプル式 |
| 柔軟な検索・参照 | XLOOKUP | VLOOKUP の完全上位互換。横方向検索も可能でエラー処理も簡単 | =XLOOKUP("商品A",A2:A100,B2:B100) |
| 条件ごとの集計 | FILTER | 条件に合う行だけを抽出して一覧表示 | =FILTER(A2:D100,C2:C100="東京") |
| 複数列をまとめて検索したい | XLOOKUP (配列返却) | 1つの検索式で、隣り合う複数列の値を一度に返せる(スピル機能) | =XLOOKUP("商品A",A2:A100,B2:D100) |
| 用途 | おすすめ関数 | できること | サンプル式 |
| 行ごとの処理を自動化 | BYROW | 行ごとの合計/平均などをスピルで一括計算 | =BYROW(A1:D10,LAMBDA(r,SUM(r))) |
| 列ごとの処理を自動化 | BYCOL | 列単位の集計が一瞬で完了 | =BYCOL(A1:D10,LAMBDA(c,AVERAGE(c))) |
| 累積計算をしたい | SCAN | 累積合計・累積比率などの算出 | =SCAN(0,A1:A10,LAMBDA(a,b,a+b)) |
| 集約処理をしたい | REDUCE | 複雑なロジックでの集計を関数だけで実現 | =REDUCE(0,A1:A10,LAMBDA(a,b,a+b)) |
| 用途 | おすすめ関数 | できること | サンプル式 |
| 複数セルの文字列を結合 | TEXTJOIN | カンマやスペースなど任意の区切り文字で一括結合 | =TEXTJOIN(",",TRUE,A1:A5) |
| そのまま文字列化したい | VALUETOTEXT | セルの値を強制的に文字列形式に変換 | =VALUETOTEXT(A1) |
| 表示を整えたい | CONCAT | 単純な文字列結合(CONCATENATEの後継) | =CONCAT(A1,B1) |
| 用途 | おすすめ関数 | できること | サンプル式 |
| 長い式を読みやすくしたい | LET | 式の中で名前を定義し、途中計算を「変数」として扱える | =LET(x,SUM(A1:A10),x*2) |
| 独自の関数を作りたい | LAMBDA | VBAやアドインなしで「自作関数」を作成・名前定義できる | =LAMBDA(x,x^2)(5) |
| 列ごと処理を関数化 | MAP | 配列の各要素に対して指定した処理を適用する | =MAP(A1:A10,LAMBDA(x,x*2)) |
こちらは「関数(数式)」ではなく、Excelのリボンから呼び出すAIアシスタント機能です。
※利用にはCopilot対応のライセンスが必要です。
| 用途 | 機能名 | できること |
| 表の要約・分類・説明 | Copilot | データの内容をAIが読み取り、文章で要約したり傾向を分析 |
| 数式の生成 | Copilot | 「~の合計を出したい」とチャットで伝えると、最適な数式を提案・挿入してくれる |
| データの可視化 | Copilot | データに基づいたグラフを自動提案・作成 |
| よくある作業 | 使う関数・機能 |
| 名簿の名前を「姓」と「名」に分けたい | TEXTSPLIT |
| 商品コードの前半だけ取りたい | TEXTBEFORE |
| 二つの表をひとつにまとめたい(縦) | VSTACK |
| 二つの表をひとつにまとめたい(横) | HSTACK |
| 取引先データから情報を検索したい | XLOOKUP |
| 行ごとの合計を自動化したい | BYROW |
| 複数条件で抽出したい | FILTER |
| 空白の多いExcelデータを整理したい | TRIMRANGE |
| 大量データのトレンドを文章で知りたい | Copilot (機能) |
気になった関数はありましたか?
新しい関数を使うと、今まで複雑だった作業が驚くほどシンプルになります。ぜひ実務で試してみてください!
※本記事は、OpenAIのAIアシスタント「ChatGPT」の支援を受けて執筆・編集していますが、最終的な内容は人間が確認・編集したものです。
※Microsoft、Windows 11、Microsoft 365、Excel、Copilotは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。