まもなくゴールデンウィーク(GW)を迎えるにあたり、長期休暇中のサイバー攻撃リスクの高まりに備え、あらためてセキュリティ対策の確認・強化をおすすめします。
近年、休日や夜間など人の目が届きにくいタイミングを狙ったサイバー攻撃が多発しています。被害を最小限に抑えるためにも、以下のポイントを参考に、早めの対策を行いましょう。
★GW前に実施したい主な対策
1. 使用しているソフトウェアの最新化
- OSやアプリケーションに最新のセキュリティパッチを適用しておきましょう。
- 古いバージョンのソフトウェアは脆弱性を突かれる恐れがあります。
2.不審なメールへの警戒
- 添付ファイルやリンクを含むメールは、送信元や内容を慎重に確認してください。
- 特に「至急対応」「パスワード付きファイル」などの文言には注意が必要です。
3. 不要な端末や機器の電源OFF・ネットワーク切断
- 長期不在となる端末は、電源を切るかネットワークから切り離すことでリスクを軽減できます。
4. バックアップの確認と保管
- 万が一のインシデントに備え、重要なデータはバックアップを取得し、オフライン環境など安全な場所に保管しましょう。
5. 外部アクセスの見直し
- リモート接続(VPN等)のアクセス制限や監視体制を見直してください。
- 必要のない設定は一時的に無効化するのも有効です。
★社内周知と教育も忘れずに
長期休暇前には、全従業員に対して注意喚起を行い、以下のような基本的なセキュリティ意識の再確認を促しましょう。
- ID・パスワードの適切な管理
- 不審な挙動やメールを発見した際の報告体制
- 在宅勤務中の情報管理
★最後に
サイバー攻撃は年々巧妙化しており、油断は禁物です。平時の備えが、非常時の被害拡大を防ぎます。
ゴールデンウィークを安心して過ごすためにも、今一度、セキュリティ対策の見直しをお願いいたします。
参考情報: 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)では、最新のサイバーセキュリティに関する注意喚起や対策情報を提供しています。IPA公式サイト(外部リンク)