当社レンタルパソコンをご返却いただいた場合、パソコン内のデータ消去は?
SI事業部 “H” です。
今回は、お客様に当社のレンタルパソコンを安心して使用して頂くために、返却いただいたパソコン内のデータ消去に当社が採用している、NSA(米国国家安全保障局)準拠のデータ消去規格と作業法について皆さんと情報を共有します。
🔍 当社で使用しているNSAデータ消去規格とは?
- NSAとは、アメリカの「National Security Agency(国家安全保障局)」の略称です。
- NSAは政府機関や軍などで使用される情報の機密性を保つ目的で、厳格なデータ消去方法を定めています。
- この基準は、個人情報や機密情報が二度と復元されないように完全に消去することを目的としています。
🧹 NSA準拠の規格による「データ上書き消去方法」
NSA準拠の規格では、以下のように3段階でデータ上書き処理を行うことで、データの復元を不可能にします。
- 第1回目の上書き:すべて「0」で書き換え
- データ領域全体を「0(ゼロ)」のビットで上書きします。
- 元のデータの痕跡を消去する第一段階です。
- 第2回目の上書き:すべて「1」で書き換え
- 続けて、1(イチ)のビットで全領域を上書きします。
- 「0」と「1」の繰り返しによって、残留磁気の痕跡も薄くなります。
- 第3回目の上書き:ランダムデータで上書き
- 最後に、0と1がランダムに並んだパターンで上書きします。
- これにより、高度な復元技術を用いても復元不可能な状態にします。
- (必要に応じて)検証
- 上書きが正常に完了したかを確認するための消去結果LOGの保管を行います。
🤔 なぜ3回も上書きする必要があるの?
- ハードディスクなどの記録媒体は磁気でデータを記録しています。
- 単にファイルを削除するだけでは、磁気の痕跡からデータを復元できてしまう可能性があります。
- そのため、複数回の上書き処理によって、物理的な痕跡も完全に消す必要があるのです。
✅ アイティーサポートのデータ消去は安心です!
アイティーサポートでは、下記のような厳格な消去により、お客様の大切なデータを確実に消去しています。
🔑 要点 | 📝 説明 |
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NAS準拠のデータ消去規格を使用 | アメリカの国家安全保障局が定めたデータ消去の基準 |
規格の目的 | データを完全に消去し、復元技術を用いても復元できない状態にするため |
消去の方法 | 「0」→「1」→「ランダム」の3回上書きで物理的に消去 |
通常の削除との違い | 単なる削除ではなく、データそのものを物理的に破壊する方式 |
ご不明な点やご質問がありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。