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「IoT機器セキュリティラベリング制度」とは?
2025年5月、情報処理推進機構(IPA)は、「IoT機器セキュリティラベリング制度」に関する新たな方針を発表しました。
この制度は、消費者がより安全なIoT機器を選びやすくすることを目的としています。
今回は、この制度の概要と、私たちの暮らしやビジネスにどのような影響があるのかを、わかりやすく解説します。
近年、スマート家電やネットワークカメラ、IoTルーターなど、インターネットに接続される製品が急増しています。一方で、セキュリティ対策が不十分なIoT機器は、サイバー攻撃の入口となる危険性があります。
実際、過去にはIoT機器を踏み台にした大規模サイバー攻撃も発生しており、「見えにくい危険」への対応が課題となっていました。
今回IPAが発表した制度では、一定のセキュリティ要件を満たしたIoT機器に対し、「セキュリティラベル」を表示できるようにする仕組みが導入されます。
この制度により、購入者がセキュリティ面で信頼できる製品を見分けやすくなることが期待されています。
2025年夏から、ラベル表示が可能な製品が市場に登場する予定です。
制度自体は当面任意参加ですが、将来的には標準化や義務化の可能性も見据えられています。
IoT機器を製造・販売している企業にとって、この制度は単なるラベル表示ではありません。
**「セキュリティ品質の見える化」**が今後のビジネスの信頼性にも大きく影響してきます。
これらは、安全なデジタル社会の構築に向けた企業の責任とも言えます。
私たち一般ユーザーや法人ユーザーも、製品選びの際に「セキュリティラベル」が付いているかをチェックすることで、より安全な製品選定が可能になります。
今後、IoT機器を導入する際には、価格や機能だけでなく、セキュリティ面の配慮も重要な判断基準となっていくでしょう。
本記事は以下の情報をもとに作成しています:
🔗 出典:独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
「IoT機器セキュリティラベリング制度に関するお知らせ(2025年5月21日)」
https://www.ipa.go.jp/pressrelease/2025/press20250521.html
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