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パスワードの常識が変わる!NISTが示す「これからの安全対策」
「英数字と記号を混ぜる」「定期的にパスワードを変える」
——そんなルールが“当たり前”と思っていませんか?
実は今、アメリカの標準化機関であるNIST(米国国立標準技術研究所)が、
「その常識はもう古い」と明確に打ち出しました。
最新のガイドラインでは、より実用的で安全なパスワード管理の考え方が示されています。
これまでのように「英大文字・小文字・数字・記号をすべて混ぜる」といったルールは、
かえって覚えにくく、結果として「Password1!」のような予測されやすいパターンを生みやすいことが分かってきました。
NISTは、覚えやすくて長いパスフレーズを推奨しています。
たとえば
「CoffeeLoverSince2015」
「MyDogRunsFastEveryDay」
このように、意味のある文章にすることで安全性と使いやすさを両立できます。
「90日ごとに変更」といったルールも、NISTはむしろ非推奨としています。
理由は、頻繁な変更がユーザーの負担となり、安易なパスワード再利用を招くためです。
侵害や不正アクセスが疑われるときのみ変更すれば十分です。
これからは、過去に流出したパスワードや、よく使われる単語を自動で拒否する仕組みが重要になります。
「使えないパスワードを登録できないようにする」ことで、
利用者任せではない安全性を実現できます。
「出身地は?」「ペットの名前は?」といった質問も、SNSなどから簡単に推測される時代です。
NISTはこのような知識ベース認証(秘密の質問)を廃止すべきとしています。
このNISTの新基準は米国政府のガイドラインですが、
多くのクラウドサービスやセキュリティベンダーが参考にしており、
日本企業にとっても“次の常識”となりつつあります。
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